潮風会　PHOTO　GALLERY　＃１９

平成１４年１１月、南伊豆石廊崎にて。

　秋磯真っ只中の１１月は、伊豆七島新島の鵜渡根例会を予定していました。潮風会にとっては初の鵜渡根遠征のため、会員各自かなり気合が入ります。しかし！前日午後から急に吹き始めた北風の影響で、海上が荒れ模様となり、夜７：００過ぎに”下田フィッシング”から「本日は出船中止」との連絡。やむなく遠征は中止です。
　残念な気持ちを抑えつつも至急例会の変更先を検討し、北寄りの風に強い南伊豆石廊崎の”喜美丸”に電話をいれると、運よく「予約は３人だけ、出船予定です」との返事。ただちに各会員と連絡を取り合い、石廊崎例会に変更となりました。
　南伊豆石廊崎は９月に例会を予定していましたが、このときはウネリの影響で断念しました。今回、おもわぬカタチでリベンジとなったワケです。　石廊崎には朝５時前に到着。港内では吹き抜けるナライ風がけっこう船をゆらしており、最初は気をもみましたが、渡船は無事朝６時前に出船しました。

南伊豆石廊崎の地図。右は大根小島です。

　　今回は仕事の影響等で各会員揃うことができず、総勢６名と少し寂しいのですが、予約した大根と大根小島に分かれることとし、大根には上物狙いの会長、内野氏、底物狙いの柳氏、浅川氏の計４名、大根小島には入会予定の上物狙いＩ氏と、同行の釣り仲間の計２名で渡礁、例会釣行開始です。
　大根は北東強風の影響で、とても灯台向きのポイントで竿を出すことが出来ず。やむなく、上物底物ともに風を避けカツオ向かいに並んで竿を出すことになりました。しかし、朝から全く潮が動かず、しかもあれほど高水温だった南伊豆なのに、水温が一気に１７度台に低下。キビシイ条件です。昨日２ｋｇ台のイシダイが大根で上がったと聞いていたため、期待をこめていましたが、時々ワサらしいアタリが出る以外は、エサ取りの反応しかなく、上物のウキはほとんどどちらにも流れず、こちらも気配がありません。

大根で粘る内野氏の図。

　大根の前にある小島では、上物狙いの二人が時折竿を曲げており、なにかしら上げている様子が伺えます。昼頃には灯台方面から吹き付ける風が海面をしぶきで真っ白にしており、沖はもうウサギがとび１５ｍは吹いているかのように思えました。内野氏も大根周りをさぐりたそうだが、この風に半ばあきらめムード。１時ごろ会長の竿にやっと３０ｃｍクラスのイサキがヒット！続いて２匹めを上げ、やっと「潮が回ってきたかな？」と思ったら！喜美丸が迎えにきて、「風が強くなったので撤収」とのこと。一同、「えーっ！！」と残念がりました。

小島の撤収風景。渡船は喜美丸です。

　石廊崎の長津呂港に戻り、大根小島組みの釣果を確認すると、クーラーには３０ｃｍクラスのメジナ、イサキなどが十数匹おさまっており、「けっこう楽しめましたよー」と、お二人のお言葉。大根の四人は、まぁそれなら良かった良かったと花を向けました。それにしても、９月、１０月、１１月と例会が変更となったり流れたり、風に祟られ通しの後半です。１２月の神子元島は、「皆で天気乞いをして祈りましょう」ということになりました。

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