潮風会 PHOTO GALLERY #89

平成21年 椿祭り伊豆大島磯釣り大会


上田さん、堂々の優勝です! 昨年のTFC(東海フィッシングクラブ)主催の椿まつり大会は、大雨、強風に見舞われ、手足もしびれる寒さでサンザンな大会でした。  しかし今年は穏やかな好天に恵まれ、竹芝桟橋に集合した面々も楽しい釣りが出来そうで、おもわず顔もゆるみます。
 しかし、二日前から仕事等の急用で参加予定者のキャンセルが相次ぎ、結局6名の参加となりました。
 桟橋待合所は大会参加者や三宅、八丈島への釣り客でごった返す賑わい。
 椿祭り参加者だけでも90名を超えているようです。

 乗船後は恒例の、円座で宴会。過去この椿祭りでは、イシダイ、メジナ、ブダイと数々の優勝、入賞の歴史を持つ当会だけに、21年度も入賞めざし健闘を誓ってカンパーイ・・と明日への期待を高めるのでした。


大島の図と、トウシキに並ぶ面々

 早朝、岡田港桟橋に下船。「おはようございます!」っと、いつも車のエンジンを暖めてスタンバイしてくれてるWさん、お陰でいつも当会はトップに桟橋を後にすることが出来ます。Wさんには感謝、感謝であります。
 さて、本日の入磯はどうするか?なにせ90名以上の釣り人です。おそらく風裏になる裏磯のオオツクロから泉津、松崎、笠松あたりはラッシュになるだろうと予想、結果、混まない島南端のトウシキへ全員一直線です!!。

 到着時には丁度夜明け。波は少々高めですが風は無く、サラシもいい塩梅ではないですか!参加6名全員で、横100m位の間に並びます。
 ここは足場が全て高く、玉網は6m物でも届かない!そう、上物も底物も、掛けた魚はすべて糸をたぐり上げて取り込むのであります!!
 左端に会長の福田さん、その右に底物狙いの佐野さんと上田さん、その右に阿部さん、長谷川君、右端に柳君と、数十m置きに釣り座を構えました。
 我々がポジションを決めた頃、後続の車が続々とやって来ます。ウネリが結構あり、いい感じのサラシがあちこちで目立ちます。期待は持てそうです。今日は大潮、干潮が10時過ぎ、朝一と潮変わりが狙い目と読み、皆気合を入れて釣りスタートです!!。

福田会長、なんとかメジナをGET  福田会長、しばらくコマセを遠投し、一投目を沖に流すと、なんといきなり竿先をギューンと持ってくアタリ!いい重さです!!竿を曲げリールを数回巻くと、プツっと軽くなる・・・。
どうやら尾長にハリスを切られてしまったようです。残念ですね。
「一投目からこれかよーっ!」・・ボヤキながら鈎を「あわせメジナ」に変え、気を取り直し再度流すも、ポツポツ釣れてくるのは28cmクラスのリールで巻き上げられるサイズばかり。
 10時までこのサイズ数匹であせりが出ます。潮変わりに気を引き締め、10時過ぎにようやく良型ヒット!本命だ、重い!!軽く1kgは超える手応え。慎重に・・・言い聞かせた途端フワっと軽くなる・・・
 「エーッ!!ヘナヘナ〜」気が抜ける・・・「あわせメジナ」のハリの怖さ、すっぽ抜けだそうです。
 その後、なんとか写真の39cmをやっと1匹という結果に終わりました。会長、今回はツイてないですね。


上田さん、執念のブダイです  この低水温でも頑固一徹、底物狙い一本勝負の上田さん。
 カニエサオンリーのブダイ狙いで集中です。
 しかしやはりそこは冬季、底物は簡単にはクチを使ってくれません。
 なかなか当たりも出ない中、10時過ぎでしょうか、ついに竿を曲げました!取り込んだのは35cmは超えてるブダイ、イヤ、お見事です。執念の技、数年前この大会のイシダイの部で優勝したことのある実力者、さすがです。
 「イヤー、さすがに当たりが渋く参っちゃったよー」と言いつつニンマリ顔の上田さんでした。


柳君、良型メジナです  「今日はアタリ、ほとんどなかったなー」とボヤく阿部さんと長谷川組でしたが、右端の柳君は少し状況が違っていた様子。
 朝一でコマセが効いてきた頃、ゆっくりウキが沈むような微妙なアタリが何度か続いたそうです。
 そして8時頃、本命のメジナをヒット!ハリスがなんと1.5号だったそうですが、そこは新製品のハリス。ガンガン巻きでそのまま高場でゴボウ抜き!、なんと40cmは超えているじゃないですか!!
尾長に鈎は呑まれハリスはガリガリだったけど大丈夫だったそうで、このハリスの強さに感嘆ですっ。
その後、間もなくこれも40cm超えを釣り上げキープ。その後型物は続かなかったそうです。しかしなんとも豪快なメジナ釣りですね!



岡田港での検量風景です  昼には釣り時間終了、岡田港にて検量です。検量所には、ぞくぞくとメジナの型物が持ち込まれています。
 柳君、上田さんが検量提出し、結果を待ちます。
 表彰式が始まり成績発表、メジナの部でなんと優勝が41.2cmで柳君と同サイズ!しかしこのTFCの大会では、検量規定が「魚の重量」で競うため、重量差で敗退、結局3位までの入賞に入れませんでした。一昨年はメジナの部で優勝した柳君、残念ですね・・・
 この大会は、やはり重量でまさるクチブトを釣り上げるのが入賞への近道なようです。
 しかし、ブダイの部で、優勝は上田さんの名前が呼ばれたのです!やりましたっ!!
 ブダイの部は、なんと提出は上田さんの1枚だけ!この大会は、ほとんどが上物狙い。なかなか外道でもブダイはこの時期には出すのは難しいようです。
 ということで今年の大会は、上田さんがブダイの部の優勝で健闘してくれました。おめでとうございます!!


平成21年 椿祭り大島磯釣大会成績表
魚種 重量(g) 体長(cm) 釣人 釣り場など
メジナの部 1.320 41.2  八田 孝一  二本松
1.300 43.5  藤田 博人  岡田港
1.290 42.5  高梨 光由  野増港
ブダイの部 820 35.9  上田 浩  トウシキ
他魚の部 3.070 56.4  竹下 束徳  神ノ根
 イズスミ
890 36.4  石井 広義  トウシキ
 ニザダイ
850 37.0  若松 美津子  岡田港
 ニザダイ

上田さん、表彰シーンです 各部門の優勝者の方々
     上田さん、やりましたねっ!             皆様、おめでとうございます!


アンコ椿は恋の花っ  ということで、表彰後の恒例のお楽しみ抽選会も終わり、乗船を待つ桟橋で福田会長より全員に伝達。
「乗船後荷物を置いたら、全員デッキに集合のこと!」全員???
「俺とアンコさんがテープで見送るからアンコさんからテープを受け取れ!」
 そうです。福田会長は熱海行きの船で帰るので、皆の写真を撮る為に号令をかけたのであります。
 初めてアンコさんとテープを持って桟橋を離れる面々は、大勢の人に見送られ少々恥ずかしい思いをしたとか、しないとか・・・(笑)

 それではまた来年会いましょう。一般参加の方々が多い本大会、来年は皆さんもぜひ参加してみてはいかがですか?この時期の大島はメジナは濃いようですよ。

またお逢いしましょう

寒中、お疲れ様でした!




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