例年と違い今年は神津島例会を５月の春に設定。例年、春に良い型モノが出ているのが理由であったが、賀寿丸の釣行スケジュールが出ると、この日は銭州遠征日と判明！釣り師あこがれの銭州、他客との乗合いで幾分渡船料金が安いということもあり、参加会員で相談した結果、ならば銭州に行こうじゃないか！！と意気込む。 当日に判明したのが今回の銭州行き一行は、深川磯研の田上会長のグループだった。 折りしも全日本イシダイ選手権大会開催中で、底物組は全員エントリーしているので、銭洲なら大いに気合も入り、しこたまエサ、コマセを用意したのだが・・・ しかし例会数日前から天気が崩れシケが続き、例会当日は晴天になったもののウネリが残り、銭州は無理と船長判断。結局は元の神津島釣行に変更。ツイていない・・・。 写真は神津島の恩馳群礁、大根で釣り上げた加藤会員のキロ級メジナ。これが貴重な一尾となった。 
朝イチはさすがにウネリが高く表本場にチャカ付けできず、裏本場にて下船し、イシダイ組は歩いて表本場に移動。しかしやはり波高くピトンも高場でしか打てない状況。根がかりがきつくなるのは必至！下り潮もけっこう早く、イサキ狙いの福田会長は、ウネリの大きい表を諦め裏本場に移動した。寺島副会長と管理人二人で石鯛竿を並べる。時間とともに波の状況は良くなる。潮も絶好のブッツケ下り潮。小さいながらもエサ取りらしき反応もあり、これならイケル！ とはうまくいかないのがイシダイ釣り。波は徐々に静かになってくるも下り潮が段々と早くなる。根がかりが頻繁となり苦戦。３時間ほどでオモリも仕掛けもたっぷり奉仕した寺島副会長はギブアップし、裏本場の福田会長とカゴ釣りで合流、イサキ狙いに転職。 こうなりゃ管理人一人で上げ潮時の勝負！潮の流れも緩やかになりチャンス！と思ったら今度は、道糸、仕掛けにドロが付いてくる。 「なんだコレは！？」としばし唖然。昼まで粘るもついにエサまで真っ黒なドロだらけ。これでは食う魚も食うハズが無い。 「・・・あぁ海底が荒れてんだな」と、昼には管理人もギブアップ。暑さで疲労困憊の中、裏本場の会長達と合流する。 
でもメジナは良く釣れているのだ。会長も副会長も、カゴを流せど流せど全く反応の無いイサキ釣りの中、退屈紛れに遊ぶフカセ竿で、しっかりお土産のメジナをキープしている。試しに管理人も竿を拝借し、２匹釣り上げた。あー今日はじめての魚だ（笑） 沖上がりまで数十分。「コレが今日のラスト１本だっ！」とカゴ仕掛けを投げる福田会長。「こんなときに限って釣れるんですよね〜」とか話をしてると、本当に１００ｍ以上流していたウキがスポっと消えた！「おおーっ」と歓声の中で上がったのが本命のイサキ。 「会長、執念ですねっ！！」と３人で大笑い（笑） 
イシダイはともかくイサキが不調・・・というのは意外な結果、少し残念である。 しかしこんな海中藻だらけの状態がそうそう続くハズは無い！ということで、イサキは来月の夜釣りに期待し、神津島組の帰る下田漁港に移動し、しばしの休憩とした。 
一通り上物狙いの客を降ろした後、底物狙いの客は神津島本島周りに。阿部会員、奥村会員、長谷川会員の３名は、金長鼻に渡礁となった。 
この金長鼻、岬になっており、管理人は西風時の逃げ場で渡ったことが数回あるが、そのようなときは岬の奥の釣り座となり潮が利かない。しかし今回は３人とも岬の先端側に渡礁できた。賀寿丸船長も「いい潮がいっている」と言ってたぐらいチャンス到来！ ・・・しかしここでもうまくいかない。「ワサぐらいは釣れるかなぁ」なんて長谷川会員も思っていたらしいが、上がってくるのはウツボとイシガキフグのみ。 根の棚を丹念に調べ、３人でいろいろな水深を探るものの、石モノらしきアタリは全くない・・・。 なんとか四苦八苦した挙句、阿部会員がようやくブダイを釣り上げた。底物狙いでは、このブダイが唯一の釣果となった。 
三人で１０ｍ〜３０ｍのポイントを丹念に探るも、細かいエサ取りの反応ばかりで全く石物の気配が無い。そうこうしているウチに、沖には贔屓目に見ても「中型のベイト」のナブラが立っている。 ならば！と、奥村会員、果敢にもサザエをルアー変わりにして、ベイトを追う大型青物のゲットにチャレンジする。しかし青物は全くサザエルアーには反応してくれなかった。やはり魚じゃないと無理なんでしょうか（笑） こういうときも考えてベイト釣りの仕掛け、またはジグ系のルアーも用意した方が良いのかもしれない。結局、奥村会員もギブアップとなった。 
一方の加藤＆上原会員の上物組。この日も去年と同じように、大型メジナが底にウジャウジャいる状態。今日一番のチャンス到来だ！ しかし見える大型はなかなかクチを使ってくれない。ならば！と細ハリス深タナで果敢に挑むと、今度はブツっとハリスが切れてしまう。 ここで加藤会員、前回の教訓を生かし、大型を浮かせて狙うウキ下１ｍの仕掛けに変更！ 作戦は見事成功で、少しづつ大型が食ってくる。そして冒頭の本日最大のメジナをようやくゲット！なんでも工夫が必要なんですね。 その後も加藤会員はコツを掴んだようで、キロ級のメジナを数枚上げて納竿となりました。去年の雪辱を晴らせた感じで良かった。 
とはいえ、あくまで主流はリリースサイズ木っ葉メジナが主体。上原会員も木っ葉の猛攻に辟易してる状態に。「別の島では４０ｃｍオーバーのイサキをバカスカ釣ってるんですよ。いったい何が違うんだろう！！」とは上原会員の弁。 ということで、いつもより遅い夕方５時過ぎには全員下田漁港合流。加藤会員のメジナ＋阿部会員のブダイ１匹の結果となり、八丈島に続く不調な例会となってしまった。 来月は仲木のイサキ夜釣り例会。気分を変えてがんばりましょう！！ 
みなさまお疲れ様でした。 |